「そろばんは、毎日練習しないと意味がない」
そんな言葉を、以前の私はどこか他人事のように聞いていました。
家事や仕事、体調の波もある大人にとって、
毎日欠かさず続けるというのは、正直ハードルが高いものです。
ところが実際にそろばんを始めてみると、
不思議なことに
「やらなきゃ」ではなく
「今日も少し触れておきたい」
と思うようになっていました。
今回、私は
元気そろばん教室主催の
【【珠算3級】 全国オンライン珠算模擬試験】をZoomで受験しました。
※模擬試験は答案・説明案内・返信用封筒のセットで提供されます(教材ではありません)。

会場受験に不安がある方、
履歴書のためではなく「今の実力を知りたい」
大人の方にとって、
オンライン模擬試験はどんな体験だったのか。
実際に受けてみて感じたことを、正直にまとめます。
おおぞらパスで使われていた教材は、単品でも十分価値があった
私は、2025年5月から「おおぞらパス」で
そろばん9級から通信講座を始めました。
5か月間で3級テキストまで受講しました。

「最初は続くか不安だったけれど、歯磨きのようにやらないと気が済まなくなる習慣がつきました。」
おおぞらパスは月謝制のため、
退会すると動画解説や質問サポートは利用できなくなります。
この点は、事前に知っておきたい大切なポイントです。
ただ、実際に使ってみて強く感じたのは、
教材として使われていた
「佐藤出版そろばんドリル2(9級のきそ)※解答別売り」
そのものが、とても良い教材だったということでした。
佐藤出版のそろばんドリルが使いやすかった理由
そのため、
- 毎日1時間前後の練習をしたい
- 半独学で、自分のペースを大切にしたい
という大人の学び直しにも、無理なく取り入れやすいと感じました。
動画サポートがなくなっても、学びは続けられる
おおぞらパスを退会すると、公式の動画解説は見られなくなります。
それでも、ドリル名や問題内容を検索すると、
が見つかることも多く、
学習が完全に止まってしまう感覚はありませんでした。
「サービスをやめたら、すべて終わり」ではなく、
「教材は手元に残り、学びは続けられる」
この点は、大人にとって大きな安心材料だと思います。
私自身、「教材だけでも十分だった」と感じた通信講座です。
動画サポート付きで始めたい方は、まず公式内容を確認してみてください。
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※退会後は動画や質問サポートは利用できませんが、
使用教材はその後の学び直しにも活用できます。
模擬試験の存在を知り、「腕試し」という選択肢が浮かぶ
そろばん学習について調べる中で、
思いがけず目に留まったのが、
元気そろばん教室主催の「全国オンライン珠算模擬試験」でした。
Zoomを使い、
自宅から受験できるという形式。
その説明を読み進めたとき、
胸の奥に、こんな気持ちが静かに浮かびました。

「合格するかどうかじゃなく、
今の実力を一度、客観的に知っておきたい」
私は当時、
そんな、少し宙ぶらりんな立場でした。
だからこそ、
「本番の代わり」ではなく、
本番前の“腕試し”として受けてみる
という選択肢が、とても現実的に感じられたのだと思います。
正直に言うと、
この時点で
「一発合格できそう」という手応えはありませんでした。
特に、
については、
「慣れで何とかなるだろう」と、
どこかで目をつぶっていたところでもあります。
それでも申し込んだのは、
そんな思いがあったからです。
私にとってこのオンライン模擬試験は、
合格して、その先を見たいと思った、不器用な「挑戦と確認」の場でした。
勢いよく飛び込む勇気はないけれど、
立ち止まったままでもいたくない。
そんな自分なりの進み方だったと思います。
オンライン模擬試験当日の流れと、想定外だったこと
オンライン模擬試験当日は祝日で、夫が在宅していました。
この日はできるだけ試験に集中できる環境づくりを意識しました。


始まる間際までパチパチと練習しながら、1問でもきちんと解けるようにとソワソワしていました。
オンライン模擬試験当日の準備と心境
自宅受験とはいえ、「できるだけ本番に近づける」ことを意識しました。
ノートパソコンのカメラを使ってZoomに参加しました。
Zoom上の名前は、特に指定はなかったので苗字をひらがなで表示。
私は緊張をできるだけ避けたかったため、ビデオはオフにして受験しました。
自宅という安心できる場所ではありますが、
画面越しに試験が進むこと自体に、普段とは違う緊張感がありました。
環境面の準備は整えたつもりでしたが、
このあと、試験の進行や形式について
「想定外だったこと」がいくつも起こります。
試験当日のタイムライン(備忘録)
ここからは、当日の流れを時系列で振り返っていきます。
- 9:50Zoom入室
試験当日用のIDを入力
ここで試験開始前に済ませておくことについて案内がありました。- トイレを済ませておくこと
- 文鎮・筆記用具を手元に用意すること
- 合図があるまで問題用紙は開かないこと
- 答案用紙に名前を書くこと
自宅であっても、「試験が始まる前の空気」はしっかりあり、少しずつ緊張感が高まっていきました。
- 10:00口頭での注意事項説明
先生から、試験に関する注意事項の説明がありました。
内容自体は、事前に郵送されていた注意事項と同じものでしたが、丁寧に改めて確認されます。- 正しい数字の書き方
- コンマと小数点の良い例・悪い例
- 訂正方法(消しゴムは使わず、一重線または二重線で訂正)
- かけ算・割り算の端数処理
- 小数第4位、または小数第1位の数を四捨五入
- 10:15試験スタート(制限時間30分)
説明が終わり、合図とともに試験開始。
ここから30分間で、
みとり算・かけ算・わり算すべてを解く形式です。 - 10:45試験終了
その後、先生から今後の流れについて説明がありました。
- 答案用紙は、同封の返信用封筒で返送
- 約2週間ほどで添削結果が返送される
- 合格した場合は、そろばんに貼れる合格シールがもらえる
- 合格証書は別料金で発行可能
- 不合格の場合でも、ミニロケットペンシルが1本もらえる
- 次回の全国オンライン珠算模擬試験は5月開催予定
なお、この日はオンラインならではの場面もあり、
終了の合図が少し遅れて確認される一幕がありました。
大きな混乱はなく、指示を待っていれば問題ないと感じました。最後に「合格証書に書かれる名前」について質問しました。
答案用紙には本名を書いていましたが、
賞状の名前は本名でなくてもよいのかを確認したところ、
漫画のキャラクター名などでなければ問題ないとのこと。

もし合格できたら、
「エコミ」と書かれた賞状が欲しいと、
ひそかな楽しみもできました。
想定外だったこと①|時間配分の勘違い
合格点は、日商検定試験に準じた300点満点中240点。
「苦手意識のない問題なら、ぎりぎり通るかもしれない」
そんな淡い期待は、試験が始まってすぐに崩れました。
私が一番誤解していたのは、時間配分です。
普段の練習では、
- みとり算:10分
- かけ算:10分
- わり算:10分
と、それぞれ個別に時間を計って取り組んでいました。
そのため、試験でも同じように進められると無意識に思い込んでいたのです。

見取り算なら確実に点数が取れると慎重に時間を使いすぎました。
しかし実際は、30分間ですべての種目を終わらせる形式。
途中で区切りが入るわけではなく、自分でペースを管理する必要がありました。
結果として、
最後は、わり算を7問残したままタイムオーバーとなってしまいました。
この時点で、合格はかなり厳しいと感じていました。
想定外だったこと②|問題形式の見落とし
もう一つ、大きな見落としがありました。
それは問題形式の理解不足です。
試験開始前の注意事項説明で初めて気づいたのですが、
20問のうち後半10問には「円マーク」が付いており、小数点以下を四捨五入する形式でした。
正直に言うと、
「ここで初めて知った」というのが本音です。
事前に送付されていた注意事項を読んでいたつもりでしたが、
日商検定に準じた形式であることを、きちんと自分の中に落とし込めていませんでした。
あとから思えば、
日商珠算検定の公式検定試験見本(PDF)を一度でも確認していれば、
この点で慌てることはなかったはずです。
一度ミスをすると焦りが出てしまい、
自宅受験であるにもかかわらず、緊張感はどんどん高まっていきました。
オンライン模擬試験で見えた課題と学び
試験終了後、答案用紙を返送する前に自己採点をしてみました。
結果は210点。
合格点には届かず、はっきりと不合格だと分かる点数でした。
今回のオンライン模擬試験を通して感じたのは、
「計算力そのもの」以前に、試験への向き合い方が十分ではなかったという点です。
受けてみて初めて分かった「試験への向き合い方」
次は、試験結果の返却や先生からのコメント、
そして不合格をどう受け止め、次にどう向き合っていくかについて、改めて整理していきます。
その前に、今回のオンライン模擬試験を通して感じたことを一つだけまとめると、
「受けてみて初めて分かることが、想像以上に多かった」という点でした。
具体的には、次のような課題が見えてきました。
これらは、事前に知っていれば防げた部分でもあり、
同時に「模擬試験を受けたからこそ気づけた課題」でもありました。

一発合格を目指すのは簡単ではなかった。
しかし、不合格だったからこそ、本番で必要な準備や意識が具体的に見えてきたと感じています。
この模擬試験は、合否を判断する場というより、
次につなげるための確認と練習の場だったのだと思います。
💡 ここで次のステップとして
模擬試験で見えた課題をもとに、大人が3級に合格するための具体的な学習法やコツを知りたい方は、こちらの記事で詳しく解説しています:
➡ そろばん3級は何年で取れる?大人が半年~2年で合格するための勉強法とコツ
また、ドリル選びや独学の進め方を知りたい方は、こちらの記事もおすすめです:
➡ 佐藤出版の「そろばんドリル」シリーズで始める独学そろばん入門
改めて振り返ると、
このオンライン模擬試験は、検定前の腕試しとしても、経験値を積む場としても有益でした。
課題を意識して学習を積み重ねていけば、
力は少しずつでも、確実に伸ばしていけると感じています。
まとめ
このオンライン模擬試験は、合否を判断する場というより、
次につなげるための確認と練習の場だったと感じています。
実際に受けてみて初めて、時間配分の考え方や試験中の意識など、
本番で求められる準備が具体的に見えてきました。
また、受験者の中に大人の男性の姿があったことも、個人的には励みになりました。
「子どもや学生だけの試験ではない」と感じられたことで、
年齢や立場に関係なく挑戦していい場なのだと、少し気持ちが軽くなったのです。
私が実際に受験したのが、こちらの【珠算3級】 全国オンライン珠算模擬試験 です。
不合格だったからこそ見えた課題をひとつずつ整理し、
これからはその点を意識しながら学習を積み重ねていくことで、
確実に力を伸ばしていけると感じています。
